◇『本当は大切だけど,誰も教えてくれない 授業力向上42のこと』(明治図書)
本書は,授業に関して,「不易」と「流行」の両方のテーマを扱って解説したものです。
例えば,次のようなテーマを解説しています。
〇 個別最適な学びと,協働的な学びをどうリンクさせたらいいのか?
〇「個別最適な学び」に必要な,自己調整を促す力・姿勢の育成とは
〇「深い学び」を実現する条件とは?
〇「学び方」を教えるとはどういう授業なのか?
◇ 本書では,最初に「手痛い失敗事例」が出てきます。
続いて,「失敗事例」から,何をどう反省すればよいのかを解説しています。
具体的な授業の場面で解説しているので,明日の授業改善に生かせるはずです。
この「失敗事例」を知るだけでも,きっと多くのことが学べるはずです。
なぜなら,その失敗事例は,多くの教師が辿ってきているものだからです。
どの教師も,実は,同じような失敗をしてしまっている。
このことが徐々に,学校現場で共通認識されるようになってきました。
いわゆる「コピペミス」が,毎年毎年繰り返されているわけです。
失敗事例を知るだけでも,失敗を回避できます。
また,さらによい授業に工夫・改善することができるはずです。
◇さて,学校現場には,様々な論争があります。
例えば次のようなものです。
□「教師が教えるべきか? 子供に学ばせるべきか?」
□「体験重視か? 系統性重視か?」
□「一斉指導か? 個別指導か?」
□「構成主義か? 社会的構成主義か?」
これらの論争の多くは「不毛」に終わってきました。
それぞれの論者が,自身の主張を繰り返すだけに終始してしまったからです。
本書は,これらの論争を踏まえ,その論争に応える形で「解説」を入れました。
授業に関して,「不易」も「流行」も両方学べる書籍となっているのです。
明治図書のHPで詳しく紹介されています。
明治図書ホームページへ
是非一度手に取ってほしいと思います。
本書は,シリーズ第4弾となっており,以下の同シリーズと合わせて参考になるはずです。
【教師の仕事】
「本当は大切だけど,誰も教えてくれない 教師の仕事40のこと」
【授業の方法】
「本当は大切だけど,誰も教えてくれない 授業デザイン41のこと」
【学級経営】
「本当は大切だけど,誰も教えてくれない 学級経営 42のこと」
◇仕事マニュアルのページにも是非,アクセスしてみてください。
→ 教師の資質を高める
→ 教師のための仕事マニュアルへ