◇新刊『できる教師の「対応力」 ―逆算思考で子どもが変わる―』
新著が発刊されました。
今回の書籍は,「子どもへの対応」に特化した内容です。
子どもへの対応を系統的にまとめたい。
そう考えて,少しずつ研究を進めていました。
子どもへの対応法を,網羅的に,系統的にまとめた書になります。
今回の書籍で,最も大切な視点は以下のものです。
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これまでの子ども対応とはまったく違う方法を示している
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◇もちろん,不易と流行の両方が大切ですから,不易も示しています。
その上で,実はほとんどの教師がやっていない対応法を紹介しています。
プロはやっています。
プロは専門的にそのような方法を教えてもらっているからです。
しかし,このような専門的な方法を教えてもらう場は,ほとんどありません。
なぜなら,「子ども対応なんて,見よう見まね,自分の経験で何とかなる」と,誰でも思うからです。
私が考えている最大の問題点は,「きちんとした方法論を学べていないまま,現場に出る」ことだと思っています。
徒手空拳で,いきなりリングに立つようなものです。
結果として,子どもにも無理が出てきます。
教師にも無理が出てきます。
そして,子どもも教師も,保護者も,周りの学校関係者も,疲弊してしまっているのです。
◇この現状を変えるには,系統的に子ども対応を学べる書籍が必要でした。
この本の1章に,ある「問題」が出てきます。
「あなたなら,この場面,どういう対応をしますか?」
という問題です。
そして,次の問題へと映ります。
「あなたなら,いくつの「子ども対応法」を思いつきましたか?」
さらに次の問題へ続きます。
「この子ども対応法の中で,最も重要なものは何だと思いますか?」
この1章の問題に答えられた人は,子ども対応の力量がかなりあります。
しかし,経験だけでは,たぶん答えられないと思います。
「専門的な知識」を系統的に学んでいる人しか,たぶん答えられません。
私たち教師は,このような「専門的な知識」を学ぶ必要があるのです。
◇1章からあとは,具体的場面で,「具体的にどう子ども対応法を運用していくか」を紹介しています。
この本に,出会ったとき,1章だけ,問題部分だけでも手に取って,自分自身を試してもらいたいと思います。
問題自体は簡単です。
「この場面,あなたらなどう子ども対応しますか?」
是非,書店で,本書を探してみて下さい。
◇さっそく内田洋行教育総合研究所の「学びの場」の記事で,良書として紹介されました。
「学びの場」の記事です。
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@「本当は大切だけど,誰も教えてくれない 教師の仕事40のこと」(明治図書)
A「本当は大切だけど,誰も教えてくれない 学級経営42のこと」(明治図書)
B「本当は大切だけど,誰も教えてくれない 授業デザイン41のこと」(明治図書)
◇仕事マニュアルのページにも是非,アクセスしてみてください。
→ 新卒教師のための仕事マニュアルへ