本気で,「授業」と「学級経営」を変えたいなら
教育現場の知恵を継承しよう
◇「授業」や「学級経営」を,「本気」で,よりよいものに変えようと思ったらなら・・・。
いったい,何から始めたらよいのでしょうか。
答えは簡単です。
教育現場の「知恵」を学べばよのです。
ただし,「知恵」を学ぶのには,時間がかかります。
なぜなら,たくさんの情報が,バラバラになっているからです。
本を読むにしても,集めるにしても,「玉石混交」です。
本当に良い本だと思えるものに出合う確率は,甘く考えても,10冊に1冊もないような状態です。
◇そこで,よい方法があります。。
それは,歴代の教育現場の知恵を,まとめている書籍を探せばよいのです。
歴代の教育現場の知恵が1冊にまとまっているのですから,大変便利です。
効率的に学べるというわけです。
ただし,ここでも注意が必要になります。
それは,「知恵をまとめました」という本の中に,「羊頭狗肉」のものがあるからです。
簡単に言えば,どうでもよいような「現場のこまごまとした知識」をまとめていて,それで,「これはすごい本ですよ」などとうたっているというわけです。
これは,方向性が違います。
現場のこまごまとした知識も,知らないよりは知っておいた方がよいことは分かります。
でも,授業や学級経営を本気でよりよいものに変えようと思ったら,授業や学級経営の「根本となる」理論や実践を学ばないといけないのです。
そして,授業や学級経営の「根本的な「知恵」を継承していく必要があるのです。
だから,お手軽に学べます,という本は,だいたいが「怪しい」のです。
ほとんど,「羊頭狗肉」と言っていいのです。
反対に,「これからの教育の方向性を考える」という本も,あまり役に立たないものが多いのです。
それは,「思い」ばかりが書かれているからです。
たしかに,著者の理念はわかります。
しかし,授業が伝わってこないのです。
実際の学級経営が伝わってこないのです。
理念を学ぶのも,意味がないとは言いません。
でも,本気で授業や学級経営を変えようと思ったら,「理念」では,変えられないことが多いのです。
かつて,様々な教育団体が一堂に会して,理念を闘わせたことがありました。
理念と理念のぶつかりあいです。
しかし,それを聞いている人達は,「何が何だからさっぱりわからない」で終わってしまいました。
実際の授業や学級経営が見えてこなかったからです。
◇私たち教師が,「現場の知恵」を学ぶ必要があるのは,実践を通して知恵を学び,自分なりの最高の授業や学級経営を行っていくためです。
過去の先人の実践や知恵を,何十年も遡ってまとめた書籍なら,言うことはないでしょう。
これほどに効率的に学べる本はないと言ってもよいでしょう。
その2つが,以下の書籍になります。
【学級経営】
「子どもを自立に導く 学級経営ピラミッド」明治図書
【授業】
「授業成功のゴールデンルール」明治図書
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