どんな教師だったら,良い教師と言えるのか
子供にとって価値ある教師になれているか
◇どんな教師だったら,良い教師と言えるでしょうか。
それは,子供を伸ばしてくれる教師がどうか,に集約されます。
子供を伸ばすための,指導力をもった教師になれているかどうかです。
◇医療の場合,良い医者とは,病気を治してくれる医者です。
それも,さっさと,病気を治してくれる医者です。
病気を治すための,医療技術を身に付け,その力をもった人が,患者にとって価値ある医者というわけです。
教師もまた同じです。
子供にとって価値があるかどうかは,自分の力を伸ばしてくれるかどうかで判断できます。
◇かつて,子供に愛されていて,人気があるのだけど,学級を荒らす教師がいました。
毎年,学級を荒らすのです。
でも子供はその教師を好いています。
ところが,子供の力は伸びていません。
学級が荒れているのだから当然です。
子供は毎日,怒鳴られています。
授業も,急にお説教の時間に変わります。
でも,子供は教師を好いているのです
子供は,教師が好きなものなのです。
どんなひどい教師でも,子供は教師を好きなことが多いのです。
特に昔はそうでした。教師の信頼は,なかなかなくなることがありませんでした。
昔は,保護者も寛容だったのです。若い先生なのだから少々力が無くても仕方ないよね。
それぐらいに思ってくれていたのです。
だから,30年,40年ほど前までは,力がなく,ひどい授業の教師でも,子供から人気がありました。
昔はそれが許されていたのです。
◇しかし,今は違います。
今は,保護者は,教育についてよく知っています。
学校教育に保護者が参画してくるようにもなりました。
子供も同じです。
塾で質の高い授業をしてくれる講師がいるのです。
目が肥えています。
教師への信頼も,40年前とはまったく違っています。
教師の信頼,信用は,0からのスタートとなっているのです。
無条件で,信頼や信用をしてくれる保護者も子供も,もうどこにもいないのです。
教師はまずこの現実を受け容れることから出発しなくてはならないのです。
◇一ヶ月に,何冊の書籍を購入していますか?
毎年新しい実践をしようと,学び続けていますか?
子供にとって価値ある教師は,他の教師と何が違うのか。それはたった一つのことです。
それは,「4月までに本を読んで準備してきたこと」に尽きるのです。

◇特に,早めに「俯瞰の目」を養うことができれば,最高です。
「教師1年目の学級経営」は,俯瞰の目を養うための書です。
本書は,ベテラン教師が一つ一つ,教師の仕事の意義や,方法を語り,何をどれだけすればよいのかを諭してくれるものになっています。
書籍が,まるでベテラン教師の代わりになってくれるのです。
自由の翼を手に入れるために,是非,手に取ってほしいと思います。
なお,「俯瞰の目」」と,「学級経営の1年間の戦略と戦術」を知ることは,ベテラン教師にも必要なことです。
もし,ベテラン教師で,「俯瞰の目」と「戦略と戦術」を教えてもらった覚えのない人は,是非手に取ってほしいと思います。
◇東洋館出版社のホームページに是非,アクセスしてみてください。
→ 東洋館出版社 ホームページ「教師1年目の学級経営」へ
→ ブログ記事 「教師1年目の学級経営」へ
→ 新卒教師のための仕事マニュアルへ
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