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子どもの可能性を引き出し,伸ばす

教師の資質を高める 

努力の壺の話 


 

学級開きには,よく次のような話をします。

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伸びる条件について話した。「努力のつぼ」の話である。

みんなの体にはつぼがある。

努力すると,そのつぼは満たされ,突然できるようになる。

たとえば水泳。

一日一回泳ぐ練習をする。すると,つぼに少し水がたまる。

次の日も練習する。また,水が少したまる。

毎日続けていると,いつかつぼから水があふれ出す。

あふれ出した瞬間に,突然泳げるようになるのである。

たとえば,自転車もそうである。転んでも転んでも練習をしたから,今乗れるようになったのである。

もし,途中でやめていたら,自転車に乗れるようになっただろうか。

泳げるようになるだろうか。

答えは,「ならない」である。

たとえ,努力のつぼに水がほとんど入っていても,

溢れない限りは,できるようにならない。

だから,努力をし続けなくてはならない。

◇努力のつぼの大きさは人によって違う。

努力してすぐにできるようになることもあれば,なかなかできないこともある。

しかし,いつかはできるようになるのである。

大リーグで活躍している野球選手も,毎日300回の素振りをして,努力している。
毎日,毎日である。

雪が降っていても練習を休まない。


有名な野球の選手は,旅行の時でも,夜になると、部屋から出て行って、
外で,素振りをしていたという。

寝ている人を踏まないように外に出るのが大変だったそうだ。

才能を伸ばすには、努力を続けることが大切なのだ。


こういった話をすると、子どもは神妙に聞き入ります。
エピソードを交えながら、語ることが大切だと思います。


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大前暁政の著書