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『20代でプロの教師になれる』(学事出版)
大前暁政(著)
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◇私の20代の教師修業記録です。
せっかく教師になったのだから,教師としての腕を磨きたいと常々願ってきました。
プロの教師になりたいと願ってきました。
本書は,プロの教師としての力を身につけるために,具体的にどういう努力を自分に課せばよいのかを示したものです。
プロとしての教師は,これだけは身につけておきたいという力と,その修業方法を示しています。
それも,かなり具体的に,突っ込んで示しました。
◇どんな分野においてでも,その他大勢から抜け出すためには,修業が必要です。
スポーツの世界でも,将棋の世界でも,プロとしての道を歩むなら,何らかの修業が必要です。
教育界でも,すばらしい実践を残した先人は,自らに厳しい修業を課しています。
本書では,「修業の方法と筋道」をかなり具体的に示しています。
最大の問題提起は,「独立独歩の道を歩む」ということです。
誰かの「真似」で終わるのではなく, 自分の道を自分の足で歩くための方法論です。 自分流の教育を打ち立てたい。
先人の知恵を取り入れながら,子どもを伸ばし,すばらしい学級経営をしたいという方に是非読んでもらいたいと思っています。
◇本書のすごいところは,具体的実践をもとに,どのような努力を行ってきたかを紹介しているところです。
つまり,実際の小学校現場での実践が,示されているのです。
それだけではなく,「実践の裏側」も,おしむことなく紹介しています。
実践をする前に何を考えたのか?
実践前の準備として,いったいどこに行って,何をしたのか?
授業をしている間に,何を思ったのか?
授業後に,どういう反省をしたのか?
こういった,教師の舞台裏も記しました。
普通の本は,「優れた実践を紹介して,終わり」です。
ですが,本書は違います。
本書は,失敗からどう学んだのかという,「泥臭い舞台裏」まで記しているのです。
私の著作の中でも,かなり,裏の部分を示している本です。それだけに好評いただいています。
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出版社:学事出版,単行本:165ページ 発売:2009年2月1日 amazonで確認 |
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