◇初めての人でも成功する,学芸会指導の筋道を示しました。
私の勤務校では、学芸会で,「劇」と「合唱」,「合奏」を行います。
初めて指導したときは何からすればよいのかわからず途方に暮れる毎日でした。
学芸会の前日まで夜遅くまで学校に残って劇の準備をしていました。
◇学芸会指導には方法があります。
指導の方法を知れば,誰でも学芸会を成功させることができるのです。
しかし,現在,学芸会に関する書籍は,とても少ない状態です。
◇反対に,シナリオ集はたくさんあります。
学芸会の運営に関する本も,あります。
しかし,肝心の「学芸会の教え方」に関する本が,ほとんどないのです。
そこで,学芸会指導のエキスパート達と,「学芸会の教え方」にだけ特化した本をつくりあげました。
それが,本書です。
シナリオ集や運営術はわかっても,指導の仕方がわからないという方には,是非オススメの1冊です。
◇これからの教育の方向を示した「中央教育審議会審議経過報告2006年」の中に,次のような記述があります。
「豊かな人間性と感性の育成のために,自然や芸術,人間の気高い行動などのよさや美しさを子どもが感じ取ること,感じ取ったことを基に自分の思いや意図を持って言葉や歌,絵,身体などで創造的に表現することが求められる」
◇学芸会はまさに,豊かな人間性と感性をはぐくむ機会となります。
きちんと指導できれば学芸会ほど楽しいものはありません。
保護者が「我が子を見違える」といった,感動のある学芸会にしたい人。
やっている子ども本人が,感動できる学芸会を一度でもいいからやってみたいという人。
そんな人には是非,おすすめします。
本書の巻末には,オススメの劇を紹介しています。
どんな劇を選べばよいのか分からない人にも,役立つ情報を紹介しています。
学校関係者だけでなく,劇指導をする全ての人にとって,必読の一冊になることでしょう。
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